土の基礎知識

ガーデニングの人気物 -赤玉土-

ガーデニングの人気物 -赤玉土-

みなさんが人生ではじめてガーデニングを始めた日を覚えていますか?

かわいいお花を育ててみよう・おいしい野菜がたべたい・どんな観葉植物をお家にお迎えしようかなと、ドキドキ・ワクワクされたのではと思います。
きっと、植物・種と一緒に、土を探されたとき、何を使ったらよいのか迷われた方が多いのではないでしょうか。

本日は、はじめての方もきっと目にしたことのある、基本のきと言われる「赤玉土」のご紹介🌱

野菜用やお花用、観葉植物まで様々な植物を育てる場面で使用される、人気者です!
赤玉土の出身地は、関東ローム層。むかしむかし、学生時代に授業でならった、噴出した火山灰の堆積です。

赤土の出身地の写真はこちら↓

プロトリーフが原料に使用しているのは、栃木県産が大半を占めている為、浅間山、榛名山、赤城山、男体山など群馬県に位置する火山から噴出した火山灰が起源になるかと思われます。

プロトリーフの鹿沼研究室からは、男体山が確認できます。
お写真はこちら↓(大好きな景色です)

この関東ローム層の赤土の箇所を採掘したあと、ふるいにかけて、粒の大きさを選別したものが、ホームセンター・園芸店でよく見る赤玉土となります。

プロトリーフの培養土では、赤玉土の小粒を頻度よく使用しますが、
小さい小鉢や、種まきなどでは、赤玉土の細粒が使い勝手がよいなどで、粒の大きさ別で使用用途を変えたりします。  

※プロトリーフ製品の粒の大きさは、製品を作る際の植物・コンセプトにあわせて決めていきます。
また水で濡れると色が変わるので、水やりサインにはちょうどよく、
プロトリーフ商品の中でも人気の室内向け観葉多肉の土や粒状かる~い培養土など、赤玉土をメインに使用している製品が多くあります。

通気性・保水性・保肥性に優れていることに加えて、菌類が少ないのも特徴です。
そのため、さし芽・種まきにも使用されていることも多いです。
また、水分が入ってしまうと赤玉土も崩れやすくなってきます。
赤玉土を焼いて・乾燥させて通常の赤玉土より硬くしたり、様々な工程を通してみなさまのお手元に到着しております。
今度赤玉土を手に取られる際は、ぜひプロトリーフを思い出してみてください(笑)

さて赤玉土を分析してみましょう!
プロトリーフの開発部隊が調べたところ、
pH:5.9
EC:0.1mS/㎝でした。
一般的にはpHは5.5-6.5のものが多く、たくさんの植物が栄養を吸収できる範囲なので、赤玉土が万能な理由がわかりますね。
赤玉土のCEC値は、約20meq/100gと言われてます。
「CEC」は簡単にいってしまうと、肥料を保っていられる力を表す数値です。

腐葉土などの有機物を混ぜるとより肥料が保ちやすく、使いやすくなります。
基本の土は7:3で赤玉土と腐葉土を入れているものもあります。
不足している部分を、他の原料で補うことで、万能な培養土になっていきます。おもしろいですね~!

さて、ここで外見クイズです!
赤玉土はどっちでしょうか~?

原料だけをじっくりみる時間があると、違いが見えてきますね。